指示・確認がやたらと細かい「言う通りにやれ」上司、優柔不断で責任を負いたくない「適当にやって」上司、今どきの“任せる上司”の仮面を被った「これじゃない」上司──。
これら3タイプの「困った上司」をうまくコントロールする聞き方・尋ね方を、組織人事コンサルタントの小倉広さんに解説してもらおう。
どの職場にも必ずいる「困った上司」。だが、部下としても対処法はある。聞き方、尋ね方の工夫一つで、仕事が円滑に進むようになるのだ。部下の立場でありながら、上司をうまくコントロールする(=動かす)「ボスマネジメント(ボスマネ)」を実践しよう──。「困った上司と話す時は、表面的な言葉や態度に騙されてはいけません。上司の真意を見抜き、その人に合った聞き方・尋ね方をすれば、理不尽に怒鳴られたり、ちゃぶ台返しをされたりすることを未然に防げます」
こう語るのは職場のコミュニケーション問題に詳しい組織人事コンサルタントの小倉広さん。ここではよくいる3タイプの「困った上司」を例に、うまく上司をコントロールするボスマネ会話術を紹介する。

組織人事コンサルタント。リクルートなどを経て独立。管理職向けにマネジメントスキルを指導。アドラー心理学と企業組織の双方を熟知した数少ない専門家として、講演、企業研修も数多く行う。『アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学』(日経BP社)など著書多数。

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