“適度な距離感”があり、口が堅く信頼もできる

<span class="fontBold">サイバーエージェント 社長<br />藤田 晋(ふじた・すすむ)氏</span><br />1973年生まれ。97年に青山学院大学を卒業後、インテリジェンス(現・パーソルキャリア)入社。翌98年に退社し、サイバーエージェントを設立。
サイバーエージェント 社長
藤田 晋(ふじた・すすむ)氏

1973年生まれ。97年に青山学院大学を卒業後、インテリジェンス(現・パーソルキャリア)入社。翌98年に退社し、サイバーエージェントを設立。

 「相談しやすい人」っていますよね。当社でいうと、私と一緒にサイバーエージェントを創業した日高です。昔からみんな、悩みがあると私ではなく、日高のところに相談しに行く。そして、「ありがたやー、ありがたやー」と、すっきりした顔で帰ってくる(笑)。日高は人柄がいいし適度にマイペースな性格なので、気負わずに話せるんですよね。人一倍“人間味”を感じさせる愛嬌もあります。

 それでいて努力家で、仕事も優秀で、頼りがいもあるから、相談相手としてはうってつけなのでしょう。

 相手の話をちょっと面倒くさそうに聞くというか、「大したことではなさそうに」聞いているのも特徴的だと思います。話が重くならないから、相談者も話がしやすい。ビジネス書を読んで「傾聴が大事」と考えて、ものすごく前のめりになって「そうだね」「大変だったね」と話を聞かれても、少し引いてしまいますよね。その点、日高は“適度な距離感”で話を聞いてくれる。そして話をすべて聞いたうえで、率直な意見もズバッと言う。だから、アドバイスをもらった人は「ありがたやー」となる。

 それと、日高は「おしゃべり」ではありません。口が堅く、秘密を打ち明けても「心の中にしまっておいてくれるだろうな」という信頼感があります。他人に相談内容を漏らす人間でないことも、「相談しやすい人」の必須条件だと思います。

 「相談しやすい人」は、悩みを抱えた人の“心のオアシス”になるので、会社にとって必須の存在です。聞き上手であることは、リーダーにとって重要な役割の1つとも言えるので、意識して取り組んでみてください。

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