(写真:kai/PIXTA)

 お酒が入る場は、社内外問わず、親睦を深める絶好のチャンス。一方で、立ち振る舞いを1つ間違えただけで“気まずい空気”になることも…。ここでは「宴会の場を壊しかねない」NGマナーを6つ紹介。どれもやりがちな行動なので気をつけよう。

磯部らん(いそべ・らん)さん
マナー講師、唎酒師、文筆家。大手運輸会社で長年勤務したのち、都内の研修会社に転職、その後独立。自己啓発本の執筆や雑誌でのコラム執筆、マナー講師として企業で研修を行う。『人から好かれる 話し方・しぐさ 基本とコツ』(西東社)など著書多数。近著は『正しい敬語どっち? 350』(彩図社)。

【NG ①】「とりあえずビール」につき合わない

 宴会の開始時でよくある「とりあえず、みんなビールでいい?」には、ビールが苦手でもつき合うのが気遣い。別の飲み物を注文して乾杯を待たせてしまうことがないし、一体感を損なうこともない。別の飲み物にしたい人は、乾杯後に頼もう。


【NG ②】料理の写真をスマホで撮る

 おいしそうな料理が出てきたら、スマホで撮影したくなる人もいるだろう。親しい同僚との飲み会なら問題ないが、社外の人との会食ではしない方がいい。撮影している間は誰も料理に触れられないし、自分勝手な行動と捉えられてしまう可能性があるからだ。


【NG ③】「まあ、飲んで」をハッキリ断る

 「まあ、飲んで」とお酒を勧められた時は、飲みたくなくても「いえ、結構です」などとハッキリ断らないようにする。「相手に気を遣いつつ、『今日は注ぐ役で来ていますので、○○さんこそ、どうぞどうぞ』などと返して、うまくその場を収めるといいでしょう」(磯部さん)。

【品格が問われる 箸のNGマナー】

宴会では箸の扱い方に注意する。「移し箸」や「ねぶり箸」といったタブーとされる箸使い(下例)をすると、「品がない」「常識がない」と思われる。(写真:tomos/PIXTA)
  • 迷い箸 … 皿の上で箸をうろうろさせること。意地汚く見える
  • 探り箸 … 料理の中を探るようにほじること。盛りつけが台なしになる
  • 移し箸 … 箸から箸へ食べ物を渡すこと。火葬場での骨あげを連想させる
  • 刺し箸 … 箸で突き刺して食べること。幼稚な振る舞いに見える
  • 寄せ箸 … 器を箸で引き寄せること。雑に見えるし、料理をこぼすことも
  • ねぶり箸 … 箸先をなめること。見た目が下品