「へぇ~」と思える話には、数字がつきもの
2つ目は、「人にネタとして話す前提で見る」こと。テレビや雑誌を見て「へぇ~」と思っても、次の瞬間には忘れてしまう人が多いのではないだろうか。それではもったいない。その場で要点をメモしたり、雑誌であれば携帯のカメラで撮影して保存しておくのが常套手段だ。
加えて、「これをあの人に、こういう風に伝えよう」と頭の中でシミュレーションしてみることもお薦めしたい。これで記憶に定着しやすくなるし、相手にも喜んでもらえる。アウトプットを具体的に想定することが、インプットの感度を高めるのだ。
そして3つ目は、「数字に着目する」こと。「へぇ~」と思える話には、たいてい数字がつきものだ。「国民の100人に1人が〇〇」とか「△△の売り上げが前年の3倍になった」などと聞けば、誰でも関心を持つだろう。ネタとして覚えやすいし、イメージも即座に伝わるから、説得力が増す。
テレビも雑誌も、多くの人が日常的に見ているはずだ。そこにネタ拾いのための”釣り糸”を垂らすか否か。「話のつまらない人」脱却への道は、その小さな1歩から始まる。
- 1「ながら見」「飛ばし読み」で短時間で多くの情報を仕入れる
膨大な量の番組・記事を、なるべく広く浅く網羅する。「面白そう」と思える部分だけピックアップすればいい。テレビや雑誌の情報はもともと厳選された情報だから、“ハズレ”は少ないはず。 - 2「ネタを伝える場面」をイメージしよう
使えそうなネタを拾ったら、即座に「いつ、誰に、どういう話の流れで伝えるか」を具体的に考えてみる。シナリオのように話し方までシミュレーションしておけば、忘却防止にもなる。 - 3「数字」に着目しよう
「〇割」「〇人」「〇円」といった数字が、話にリアリティーを持たせることがある。ネタとしても覚えやすいし、聞いた側も得した気分になる。ただし、うろ覚えだと“ケタ違い”の間違いをすることもあるので要注意。
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