雑誌はジャンルを問わず、片っ端から読む

 またテレビと並び、身近なネタ元として使えるのが雑誌だ。新聞よりひねりの効いた“変化球”タイプの記事が多く、本より雑多な情報がコンパクトに集まっている点がポイントだ。それだけ人に伝えやすい。

 そして何より、プロの編集者や記者が選んだネタであるということにも注目してほしい。昨今は複数のキュレーションサイトが台頭しているが、本来は雑誌がキュレーション(情報の選択・整理)の機能を持っていた。しかも、面白くなければ読者に買ってもらえないので、独自のスクープや独特の切り口によるコラムなども多い。これが、無料のネット情報とは違うところだ。

 だから私は、雑誌も片っ端から読むことにしている。総合誌や週刊誌、経済誌、業界誌、ファッション誌までジャンルを問わない。そこで仕入れたネタが、雑談を始め、ちょっとした挨拶やメディアでのコメント等で役立った経験は数知れない。

話がおもしろい人は「編集能力」が高い

 もちろん、朝から晩までテレビを見続けているわけではない。雑誌ばかり読みふけっているわけでもない。私もそれなりに忙しい身なので、実際にネタを拾える時間は限られる。

 そこで問われるのが、「編集能力」だ。テレビや雑誌の作り手には必須の能力だが、受け手側もこの能力を養えば、”ネタ探し”の助けになる。キュレーションされた情報を、さらに自ら効率よくキュレーションして、使えるネタにしていくわけだ。

 編集能力には、3つのポイントがある。1つ目は「ながら見」「飛ばし読み」をすること。テレビなら、本を読んだりしながら録画を「音声付き早送り」で見るのが基本。不要と思える場面は、3倍速で飛ばす。

 先の高校野球の場合、「ランナーが2塁に出るまでは、早送りにする」といったルールを決めれば、1試合を観るのにさほど時間はかからない。雑誌の場合、ざっと見出しを追えば、面白そうな記事はすぐにピックアップできるだろう。

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