「SNSは自分を知ってもらうための場」

テレビやラジオなど、従来型のメディアに出演する時とは大きく違いますか。

ゆうこす:テレビやラジオは、こちらから一方的に情報を発信するものですよね。もちろん後から「観ましたよ」といったコメントをもらうこともありますが、生配信ではリアルにファンの方々の感想を聞くことができ、楽しくてとても勉強になるんです。生の声が聞ける、商品を販売した時の生の反応を感じられることは、とても大きなポイントだと思います。

 私は色々なサービスでライブ配信をしています。スマホが1つあれば、例えば居酒屋で生配信をしたり、韓国に洋服の買い付けに行って、現場から生配信をしたりもできる。臨機応変に情報を発信したり、ファンの方々と交流したりすることがとても鍛えられるメディアだと感じますね。

SNSを戦略的に使い分けている。(写真:的野弘路)
SNSを戦略的に使い分けている。(写真:的野弘路)

インスタグラムやツイッターなど、SNSを効果的に使い分けている点も、ゆうこすさんの特徴だと感じます。

ゆうこす:今は大手の芸能事務所に所属しているわけではなく、自分個人の事務所で活動しています。そのため、自分で仕事を取りに行ったり、自分で情報を広げていったりしなくてはなりません。基本的にSNSは自分のことを知ってもらう場ですから、ツイッター、インスタグラム、ユーチューブであれば、それぞれ違う私を見せるようにしています。

 例えば、インスタグラムでは自己プロデュースのために、私がコスメやファッションで頑張っていく姿を発信しています。文章も結構キラキラした内容にしたり。ブログはどちらかというとコアなファンの方々がチェックしてくれているので、熱い想いを表現する場ですね。ツイッターについては、リツイート、拡散が重要だと思うので、短い文章で私のことを知ってもらうため、面白い文章で格言のようなことを呟くといった特徴があると思いますね。

 だから、私は特定の「インスタグラマー」「ユーチューバー」という括りよりは、「もてクリエイター」として、インスタグラムもユーチューブもやっているという感じですね(笑)。

今回、我々は若者の消費をテーマに取材をしています。若い方々のお金の使い方や、消費の意識についてどのような特徴があると思いますか。

ゆうこす:私自身はお金が入るとすぐに使っちゃうんですけど(笑)、難しいですね…。みんな何かを買うとなった時に、コスメであればその専用サイトを見るのはもちろんですが、生の口コミへの信頼度も高いと思うんですね。インスタグラムやツイッターのハッシュタグ検索(編集部注:同じテーマで呟く時に文章中に入れておく、「#」から始める文字列を使った検索)も一般的になっていますし、そうしたところでの意見を参考にして、購入につながるケースは多いのではないでしょうか。

 実際、私もインスタグラムでの情報発信ではハッシュタグ検索を意識していて、新商品が出たらいち早く買って、ものすごい数のレビューをハッシュタグをつけて発信するようにしています。その商品のことが気になって、購入を検討している人が、私のことをフォローしてくれるようにという狙いがあるのですが、現実にファン獲得につながっていますね。

 そこで大事なのは、商品の良い点も悪い点も、きちんと評価して正直に伝えるということですね。それが結局、私の発信する情報の信頼性にもつながると思っています。

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