深夜にはLINEで自宅を公開も

「ユーチューバー」より「もてクリエーター」を自認。(写真:的野弘路)
「ユーチューバー」より「もてクリエーター」を自認。(写真:的野弘路)

 こうして、1時間というスマホのライブ配信では比較的長い時間ながら、番組は無事終了。アプリ内では、「いいね!」を意味するハートマークは1回の放送分で数十万単位に上り、ゆうこす氏を応援するコメントで溢れた。一方のゆうこす氏は、番組終了後も、2人の一般女性と記念撮影をしたり、洋服のコーディネートなどについてアドバイスをしたりと最後まで丁寧にファンサービスをしていた。

 ちなみに、SNSの多重活用という点では、ゆうこす氏は番組中にもインスタグラムを通じてファンに呼びかけ、インスタグラム内でのファンと交流。この日の深夜にはLINEのライブ配信サービス、LINE LIVEで自宅の様子を公開するなど、SNSでの情報発信はとどまるところを知らなかった。

 ゆうこす氏と一緒に仕事をするCandeeの新井拓郎副社長は、彼女をこう評する。「視野が広く、トークも圧倒的に上手。ファンを非常に大事にしている点も含めて、ユーザーが求めていることを的確に把握し対応できる」。これらの能力やインフルエンサーとしての立ち居振る舞いは、SNS時代に若い世代が支持する大きな武器になっているとみる。

 ゆうこす氏はどのように若いファンやSNSに向き合い、どのような立ち位置を目指しているのか。最後に、今後さらに注目が高まりそうな彼女へのインタビューを紹介しよう。

今日のLive Shop!では、ファンからの反応もすごかったですね。どのような点を大事にしているのですか。

菅本裕子(ゆうこす)氏(以下、ゆうこす): 私が動画の生配信で商品を販売するようになったのは1年半くらい前からです。今でこそ、ライブストリーミングやECのサービスは多いですが、当時はまだ数も少なかった時期です。私はツイキャス(動画・音声生中継サービスの1つ)などを使って、色々とアピールしていましたね。

 私が一貫して一番大切にしてきたのは、「言葉」そのものなんです。いくら私が「これ可愛いので買ってください」と言っても、表面的な言葉だけでは買う人たちも不安でしょうし、きちんと商品の魅力も伝わらない。だから、洋服であれば着た時の細かい部分の特徴などを伝えますし、質問を視聴者の方からしてもらって、それに対して丁寧に説明します。

 買う側の不安感を解消したり、私であればどのような場所に着て行きたいかといったことを、積極的に提案したりする。購入すること自体を楽しんでもらうように心がけています。

ファンとの双方向の交流は、SNSやライブ配信の大きな特徴です。ゆうこすさんの工夫はどのようなものでしょうか。

ゆうこす:たくさんあるのですが、距離感を近くすることは大事ですね。私自身、距離感が誰よりも近い芸能人でいたいと考えています。街中ですれ違ったら、「あ〜、ゆうこすじゃん!」って声をかけてほしい(笑)。SNSの交流でも、私の方から質問を投げかけたり、動画配信でもカメラのレンズを見て、目が合っているようなイメージで話しかけたりしています。

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