秋田の竿燈まつりで、県がルアーモジュールを使っていたポケストップの「山王遊歩道」。ここでポケモンGOをプレーしていた20代の女性2人に話を聞いてみた。いずれも秋田市内で働く会社員で、昼休みにお弁当を食べながらゲームを楽しんでいたところという。

秋田県の今回の取り組みについてどう思いますか。

女性:「ポケモンを出やすくしてくれるのはありがたい。そもそも秋田県はポケストップの数が全国で最も少ないと聞く。ルアーモジュールが使われているなら、自然とプレーヤーは寄ってくる」

では、観光振興にも生かせそうですか?

女性:「それは微妙ですね……。人口の少ない農村部から秋田市にプレーヤーが来ることはあると思います。秋田市外だと、ポケストップって鉄道駅や道の駅にかろうじてひとつ、みたいな状況ですから。けど県外からわざわざ来ることはないでしょう」

もうひとりの女性:「どちらかというと私が東京に行きたいくらい。東京はポケストップであふれていると聞くので」

秋田市内でポケモンGOをプレーしていた女性は「東京がうらやましい」と漏らした

ポケストップは大都市に多い

 念のためにおさらいすると、ポケストップとは、ポケモンをつかまえたりゲームを有利に進めるためのアイテムをもらえる拠点だ。従来のスタンプラリーでいえばスタンプが押せる場所といえる。現実世界の史跡やオブジェなどがゲーム内で登録されている。ポケストップでルアーモジュールを使うと、またたびに猫が引き寄せられるようにポケモンが出やすくなる。

 問題はこのポケストップの数をめぐる都会と地方の差だ。正確な数は公表されていないが、ファンのあいだでは東京都が6万カ所を超えるのに対し、秋田県は1000カ所を下回ると指摘されている。

 ポケストップがなくても、課金さえすればアイテムは手に入る。ただ、それでは同じゲームをプレーしていても住んでいる場所によって楽しむために必要な課金額に差が出ることになる。

 市役所方面から歩いてきた別の女性(32)にも質問してみた。スマホを持っていたので「もしや」と話しかけてみると、やはり画面にはポケモンGOが見えた。