買い物をしていて「どれにしようか迷う」ことに、消費者が疲れ始めている。仕事は多忙で時間が少ないのに、どこへ行っても商品はあふれ、スマートフォンで情報も過剰に入る。「消費者は多様化しており、品ぞろえは多いほどいい」というのは遠い過去の常識。顧客が本当に欲するものを作って、おすすめができれば、商品はずっと少なくていいはずだ。徹底して顧客に寄り添うことで、新たな事業モデルを生み出せるか。手探りで進む企業にヒントがある。