2020年の東京五輪パラリンピック開催まで2年を切った。世界が注目する一大イベントだが、「宴の後」には不安がつきまとう。国内独り勝ちを続けてきた東京とて、30年ごろを境に人口減に転じる。牽引役の弱体化で日本経済は再び沈むのか、それとも五輪のレガシーを生かして再浮揚するのか。世界から「ヒト・モノ・カネ・情報」が集まる求心力を取り戻せば、東京、さらには日本の「稼ぐ力」は高まるはずだ。課題は少なくないが、そこには大きな商機が眠っている。