ゴーグルのようなHMD(ヘッドマウントディスプレー)を装着して
 コンピューターが描き出した3次元空間を自由に歩き回る──。
 ゲームや映画の話だったバーチャルリアリティー(VR=仮想現実)の世界。
 それが今、まさに現実のものとなり、仕事のやり方まで変えつつある。
 VRを駆使すれば、現実世界の制約を乗り越えられるからだ。
 製造や営業、そして人材育成まで企業におけるVRの利活用が始まった。
 パソコン、スマートフォンに続く、デジタル革命の「第3の波」とも言われるVR。
 2025年には8兆円の規模が見込まれる市場への扉が、今開き始めた。