自動運転技術や投資運用など、AI(人工知能)の実用化が注目を集め、「将来はAIに仕事を取られてしまうのでは?」という悲観的な見方も広がりつつある。元ソフトバンク・モバイル副社長の松本徹三氏は、情報通信コンサルタントとして海外の著名業界人などと議論を交わし、「AIが人々の生活に想像を絶するほどの変革をもたらす“シンギュラリティー”の実現への道は10年以内に開ける」と確信したと言う。本コラムでは迫り来るAI時代に備え、日本がAIを経済成長に結びつけるためのヒントを、AIに詳しいキーマンとの対談形式でお伝えする。
シリーズ
“AIが神になる日”へのカウントダウンが始まった

完結
4回
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AIを悪魔でなく、神にするための運用手法とは?
迫り来るAI時代に備え、日本がAIを経済成長に結びつけるためのヒントを、AIに詳しいキーマンとの対談形式でお伝えする。最終回では、米国で最先端のAI研究に携わってきた計算機科学者の苫米地英人氏に、10年後を見据えたAIと…
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これからの10年、AI推進のためにやるべきこと
元グーグル日本法人社長の村上憲郎氏は現在、総務省が推進する「AIネットワーク社会推進会議」の委員を務める。同会議は、AIの研究開発についての基本姿勢を定める「8原則」をこのほど策定した。村上氏は、日本がこの8原則を国際社…
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足踏み状態のAIを次の段階へと進化させる方法
AI開発展望コラムの2回目は、元ソフトバンク・モバイル副社長の松本徹三氏と、国内のAI開発状況に詳しい明治大学理工学部の高木友博教授との対談。社会の高いニーズに応えられるAIは、人間ではなく、AIが自ら次世代のAIを作り…
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今のままでは、日本でのAI開発は成功しない
迫り来るAI時代に備え、日本がAIを経済成長に結びつけるためのヒントを、元ソフトバンク・モバイル副社長の松本徹三氏がAIに詳しいキーマンとの対談形式で伝える。第一回は、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の夏野剛特別招…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
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全8回