教育無償化はやはり財源問題が難題です。

北側:教育を無償にすることに反対する人って少ないでしょう(笑)。でも、やはり財源問題があるわけです。

 教育に予算をより重点配分していかないといけないという思いは、おそらく多くの政党が持っているでしょう。でも、例えば大学でいうと今年から給付型奨学金という奨学金制度が始まります。返済不要の奨学金制度です。

 高校の授業料の無償化については、公立の方はできているんですけれども、私立の方はできてないんですね。これについては国の制度として私学に通う高校生の授業料を支援していく制度はあるんですが、まだ十分じゃないんですよ。各都道府県が独自に上乗せをしてやっている。私立高校の授業料ですね。こういうものなんかも、本当はもっと進めていかないといけない。

 さらにいうと幼児教育ですね。幼児教育というのはみんなが通過していくわけじゃないですか、保育園であれ、幼稚園であれ。この幼児教育の無償化なんかは、やっぱり優先すべき話ではないかなとかね。ただ、いずれもすべて財源の問題とぶつかるわけです。

参院を地域代表にするなら二院制も見直し必要

参院の合区については、それだけの問題ではなくて、国会議員は国民の代表なのか、地域代表なのかという議論でもあります。

北側:参議院で選挙区が今、2つ合区されています。1票の価値の問題からです。参議院議員が全国民の代表である以上は1票の価値を平等に、具体的には2倍未満に収めないといけないというのが、最高裁の考え方なわけです。そういう意味で、合区をしないと格差是正につながらなかった。

 しかし、合区をしてみると、やはりそれは解消して都道府県単位で1人は出させてほしいという声がある。趣旨は理解できるんですが、全国民の代表という地位そのものを維持しながら、1票の価値については例外にさせてくださいというのは容易ではないでしょう。そこを変えるなら参議院を地域代表にして、かつ衆参の役割、つまり二院制を抜本的に見直していかないといけない。それは大幅な憲法改正が必要になりますね。