既存の家電のスタイルやあり方、そして売り方までも大きく変える仕組みで、同じ鴻海グループのシャープなどとの差異化を図る。一方でシャープとは、家電開発においては、技術的な協業を積極的に進めていく考えだ。

 こうした壁掛け家電を開発した背景には「人口が都市に集中し、居住空間のコンパクト化が世界規模で進んでいる」という住まい方のトレンドがある。実はすでに、こうしたコンパクトライフ化するトレンドを捉えている企業がある。スウェーデンのイケアや無印良品を展開する良品計画などのライフスタイル提案型の企業は、狭い住空間でいかに快適に暮らすかというソリューションを積極的に進め、世界的に人気を博している。

家電への新しいアプローチ

 SquareXが狙うのも、まさにここだ。世界的な人々が抱えるライフスタイルにまつわる問題を、最新のテクノロジーやネット技術を活用しながら解決することを目指し、まったく新しいアプローチから、家電のあり方を大きく変えようとしている。

 発売は2017年。発売後1年で、タブレット端末だけで100万台の出荷を狙うという。すでにオランダの高齢者向け住宅で機器を一括導入することが決まっているといい、こうした先行導入事例を皮切りに、まずは大口での導入を図っていく計画だ。