4つのステップで「未来の失敗」に対処する

 プレモータム・シンキングにおける目標の進め方は上の図の通りだ。

 大まかなプランを立てたら、まずは未来の失敗をイメージする(プレモータムする①)。次に失敗のプロセスをたどりながら、失敗の原因や問題点を抽出(②)。そして失敗の原因や問題点を取り除くように新しいプランを立てる(③)。後は進行具合をチェックしながら(④)、新しいプランを確実に遂行し、成功のゴールへ向かう。

 もう少し詳しく説明しよう。対処法は大きく4つのステップに分かれる。

① 目標に対して大まかなプランを立てたら、未来の失敗とその失敗がもたらすもの(自分にとっての不都合)をできる限りリアリティーを持ってイメージする。未来の失敗、つまり、仕事上の死を先回りしてイメージするので「プレモータム」と呼ぶのだと思っていただければいいだろう。ここでは、課題などを先延ばしすることによる失敗のイメージをすることになる。

② 未来の失敗に至るプロセスを時系列で丹念にたどりながら、失敗の原因や問題点を抽出する。

③ 失敗の原因や問題点を防ぐ新しいプランを立てる。

④ 最後に、進捗状況をチェック(レビュー)しながら確実に遂行して成功のゴールに向かう。

 たった4つのステップだ。しかし、実際には色々と思考を巡らせ、しかるべき方法論を用いながら具体的に進める必要がある。それではどのように進めていくのか。次回は、過去の私の失敗を例に、どのように対処していくか、詳細に見ていこう。