スマートフォン向けのディスプレーとして話題の有機ELだが、テレビ向けでも注目が集まっている。2013年から有機ELテレビを販売している韓国LG電子は、この有機ELブームに乗って、販売拡大を図る。
韓国・ソウル。家電量販店に足を踏み入れると、ずらりと並んだテレビが真っ先に目に飛び込んできた。上には「LG OLEDTV」と大きく書かれている。韓国家電大手、LG電子が発売する有機ELテレビだ。日本でも発売しているが、そこはお膝元の韓国。量が桁違いに多い。

「液晶の次」と言われ続けてきた有機EL。アップルが新型iPhoneに採用することが決まり、突如注目が集まっているが、テレビの世界ではLG電子がほぼ市場を独占している。2012年から子会社のLGディスプレーが大型有機ELパネルの量産を始め、2013年からLG電子が有機ELテレビの販売を始めた。

有機ELを搭載したスマホが普及すれば有機ELの知名度が高まり、テレビ市場にも良い相乗効果をもたらすとの期待は大きい。LG電子の本社で有機ELテレビ事業を手掛ける担当者らに、LGの強みと今後の戦略などを聞いた。

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