和菓子は女性経営者のほうが利益率が高い

 経営者のうち女性の比率は和菓子の会社が8.03%、洋菓子の会社が10.54%で全業種での8.12%と比べると洋菓子の会社のほうがやや高い。小学生女子を対象にした「将来なりたい職業ランキング」ではこのところ、パティシエが人気。女性経営者も洋菓子の会社で増えている。利益率を比較した場合、和菓子の会社は女性経営者のほうが利益率が高い。一方、洋菓子の会社の利益率は男女で違いがなかった。

 山本准教授は「同じ菓子でも業態や消費者行動、企業経営の方法は全く違う。和菓子はより地域の観光などに根ざしており、お店に行って買う重要性が高い。洋菓子の会社はお土産よりも日常の消費のためという面が強いだろう」と話している。

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