和菓子の会社と洋菓子の会社をさまざまな角度から比べてみた
和菓子の会社と洋菓子の会社をさまざまな角度から比べてみた

 和菓子の場合、利益率が高いのが沖縄、北海道。「考えられるのはインバウンドの影響。和菓子はお土産との関係性が強いのではないか」(山本准教授)。

 洋菓子の場合、利益率が高いのは近畿で、以降、中国、甲信越の順となった。近畿は洋菓子を手がける会社数も多く、地域により根付いている面がある。

京都の和菓子と兵庫の洋菓子を比べると……

 近畿で和菓子を手がける会社が多い京都と洋菓子を手がける会社が多い兵庫を比べたところ、京都の和菓子の会社の利益率1.31%に対し、兵庫の洋菓子の会社の利益率のほうが4.88%と高かった。

 和菓子、洋菓子ともに、東京を中心とした首都圏は競争が激しいためか、利益率が低い。

 今回の調査ではテキストデータによって、地域で知られる代表的な銘菓を持つ会社とそうでない会社の業績も比較した。銘菓は和菓子に多く、銘菓を持つ和菓子の会社はそうでない和菓子の会社に比べて一人当たりの売上高が高い。

 一方、販路別に見た場合、目立つのが和菓子、洋菓子ともにB to Bを手がける会社の一人当たり売上高の高さだ。特に洋菓子はB to Bを手がける会社が利益率でも優位に立つ。B to Bは生産計画が立てやすいことなどから、品切れや売れ残りのあるB to Cと比べると優位な面がありそうだ。

 経営者の平均年齢を比べた場合はどうなるか。和菓子の会社が61.8歳と60代に突入しているのに対し、洋菓子の会社の経営者は平均57.9歳と4歳ほど若い。

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