ラーメン店は約3割が創業・設立10年以内

 創業・設立10年以内の比率をみると、ラーメン店は約3割を占めるのに対し、中華料理店は15%と半分にとどまる。そば・うどん店の場合はさらに低く約12%。逆にそば・うどんは100年を超える長寿店が4%ほどあるが、ラーメンは1店にとどまる。

ラーメン店の業歴分布
ラーメン店の業歴分布
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そば・うどん店の業歴分布
そば・うどん店の業歴分布
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 経営者の年齢で比べると、40歳までの経営者の比率はラーメン店が13%なのに対し、中華料理店は半分以下の6%。そば・うどん店は5%弱しかいない。

ラーメン店の経営者の年齢分布
ラーメン店の経営者の年齢分布
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そば・うどん店の経営者の年齢分布
そば・うどん店の経営者の年齢分布
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 経営面からはどうか。一人当たりの月間の売上高でみた場合、中央値で比べると、ラーメン店の119万円に対し、中華料理店は2割低い94万円、そば・うどん店は3割低い約82万円にとどまる。しかし、同じ中央値でも利益率をみたときは事情が違う。そば・うどん店が2.4%と高く、ラーメン店は1.5%。中華料理店は1%となった。

 分析を担当する山本准教授は他業態との比較について、「ラーメン店は経営者や店の若さが目立つ。これは創業したい人が多く、新規参入がしやすいことを示すのではないか。またラーメン店は売上高は上がりやすい反面、市場競争が激しいなどのため利益を確保しにくい傾向がある」と話す。

 一方でラーメンは店によって人気の差が大きい。行列の絶えない店もあれば、集客に苦労して経営が厳しいところもある。「儲かる店」はどのくらいの比率で存在しているのか。

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