論理的に議題を設定するにはどうすればいい?

その④:What→Why→Howで問う
 「幹」の議題をつかまえるための最後4つ目は、英語の5W1Hを使う議題の作り方だ。説明するまでもないかもしれないが、5W1Hを改めて記しておこう。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どうやって)

 このうち、What(何を)、Why(なぜ)、How(どうやって)を使うと議題が論理的になってくる。

 論理的プロセスを使っている最も身近な職種は「医者」だ。

 医者は、お腹がいたいと言っても、すぐに処方してくれない。
 頭が痛いと訴えても、すぐに開頭手術することは絶対にない。

 なぜなら、彼らは論理的プロセスを踏む。踏まなければ人命に関わるからだ。彼らは、おしなべて以下の論理的プロセスを徹底している。

  • 何が問題か(What)?→患者からヒアリングする
  • なぜ問題か(Why)?→怪しいと思う症状をレントゲンなどで裏付ける
  • ではどうするか(How)?→症状を改善する処方を絞り込み、実行する

 医学は特殊技術で特別な勉強をしなければビジネスパーソンに再現性はないが、この論理的プロセスはシンプルなので、会議術に大いに再現できる。

■What、Why、Howの議題設定
状況疑問符と議題例ステージ
何が問題か分からない
共有されていない
What(何が)
(例)その問題は何か? その問題で不利益をこうむるのは何か?
問題特定
ステージ
問題は特定できたが
なぜそれが起こったのか
要因が解明されていない
Why(なぜ)
(例)なぜその問題が発生したか?
要因解明
ステージ
要因解明されたが
解決や対策がない
How(どうしたら)
(例)原因を解決するには、どうすればいいのか?
対策立案
ステージ

 会議の状況を見極めて、What、Why、Howを議題に振り分けていけばいい。
 会議しなければならない状況を上図の順(問題特定→要因解明→対策立案)で点検していけばいい。

 さあ、会議前の準備はこれで終了だ。いよいよ、次回からは、会議に突入していこう。

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