(イラスト/和田ラヂヲ)

 でっぷり脂が乗った魚は、40代と似ている。「似ている」というのは、ベルトの上にせり出したでっぷりした腹部を言っているのではない。

 40代はビジネス経験も行動力も豊富。ベテランとして脂が乗りきり、ビジネスパーソンとしての「旬」を迎えている点が似ているのだ。40代の特徴は、部下の数も多く、個人よりも、チーム成果が求められている。

 もう1つの特徴は、層が厚く競争相手が多いこと。2018年現在、40代に属す1971年から1974年生まれの第二次ベビーブーム世代、とりわけ1973年は出生数が209万人を超えてピークだった。直近の2016年出生数が98万1000人(日本経済新聞2016年12月25日社説より)なので、2倍強の人数と分厚い。

 従って、競争相手が多い40代は常に過酷な競争にさらされてきた。
「ゆとり教育」以前の詰め込み教育で、「受験地獄」の名の下、学生時代から競争社会。会社に入っても同期が多く、限られた上席ポジションをめぐり、今なおサバイバルレースの最中であろう。

 同年代との熾烈な競争から来るプレッシャー、上から下からの板挟みになるプレッシャーは日増しに重くなる。

 ストレスも多く、給料のほとんどは「我慢料」かと切なくもなる。

 そんな40代は、上の世代(50代以上)、下の世代(30代以下)と、いくつもの軋轢を抱えている。

 では、プレッシャーやストレスが多い40代は、どうしたらいいのか。

書籍『ムダゼロ会議術』では、会議で活躍する方法を世代別にまとめた

 先に述べた通り、個人の実績よりもチーム実績の責任が日増しに重くなってきている。そうであれば、「会議」を利用してチームの力を引き出し、最大化することだ。

 では、チームの力を引き出して最大化するため、40代が「会議」ですべきことは何か。

それは、会議を「ファシる」ことだ。