イラスト/和田ラヂヲ

 他社の会議の様子は、小学生の社会科見学をもってしても、ほとんど見る機会がない。しかし、イケてる企業の会議であれば、腕利きのスパイを送り込んででも勉強したいものだろう。

 書籍『ムダゼロ会議術』では、ダメ会議に対する処方箋を紹介している。

 ところで皆さん、どれくらいの時間を会議に費やしているだろうか。

 朝会、営業会議、進捗会議、他部署との連携会議、半期に一度の戦略会議、役員会議……。手帳やスケジューラーを見ると、会議、会議、会議のオンパレード。ビジネスパーソンにとってなくならないもの、それが「会議」だ。そんな会議に対して、読者からは、こんなボヤキが聞こえてきそうだ。

 「会議ばっかりで自分の時間が取れない」

 「意味のない会議で時間だけがムダに過ぎていく」

 会議を仕切る管理職であれば、

 「お通夜じゃあるまいし、また誰も発言しないよ」

 「会議に“ぶらさがっている”部下たちばかりだ」

 「聞こえてきそうだ」というより、筆者が会議術の研修を行う中で、受講者に会議の不満を吐き出してもらうと、実際こんな声ばかりが噴出する。ボヤキや不平が多い「会議」。その不平の矛先は、自社の会議に対して向けられている。

 だが、ちょっと待ってほしい。それでは天にツバを吐いているようなもの。あなたも会議に関わっているのだから、不平をボヤくだけでは、何の解決にもならない。

 巷には「会議」をやめるなどのノウハウ本もあふれている。メールやスカイプで、顔を合わせないコミュニケーションツールも格段に進化した。「働き方改革」で、もっともっと効率的な仕事の進め方が求められ、「会議」どころではなくなっていくだろう。

 では、果たして顔を合わせる「会議」は本当に、必要なのだろうか。筆者の答えは、こうだ。

「必要なのは、うまいやり方の会議だ」

 会議の不平をくすぶらせている間に、賢者は巧みに会議を利用して成長を遂げ、成果を上げている。

 うまい会議とは何か? 参考までに、ヨソの会議のやり方を見てみよう。