会議の翌日には、朝9時からの時間にも関わらず、パネリストの方々が沖縄県3部リーグの試合を見に来てくれました。当日は9月にオフィシャルパートナー契約を結んだシーエー・アドバンスが制作するFRESH! by AbemaTV「沖縄SV公式チャンネル」にて初めて試合が生中継され、16-0で勝つことができました。

ゼロからの起業とゼロからのサッカーチーム

 前回のコラム「祝!沖縄県大会優勝、農業事業も順調に拡大」でもお伝えしましたが、僕らのチームの胸スポンサーがシーエー・アドバンスに決まりました。今回、それを記念してシーエー・アドバンスの代表取締役である平川義修氏と対談をさせて頂きました。

 ゼロからの起業とゼロからサッカーチームをつくること、これには多くの共通点があります。お互いの思いのたけを語り合いました。その様子を、今回と次回の2回に渡ってお届けします。

高原:今日はよろしくお願いします。

シーエー・アドバンスの平川義修社長
シーエー・アドバンスの平川義修社長

平川:沖縄に新しいチームができると聞いた時、そのチームのビジョン次第ではサポートしていこうと思っていました。うちの社員の知り合いに沖縄SVでトレーナーをやっている方がいて、彼からも話を聞いていたので、どこかで接点ができればと考えていました。その後、高原さんとお会いする機会を設けていただき、その時から沖縄にかける思いを話し合いましたよね。私もサッカーをプレーしていた経験があるので投資価値もある程度わかっているつもりです。ただやはり沖縄SVがどういう志を持っているのか、試合を見ることでわかると思い、実際に会場に見に行きました。

高原:6月の沖縄県社会人サッカー選手権大会決勝(対小禄クラブ戦)でしたよね。

平川:そうです。試合開始のホイッスルが鳴った瞬間、ボールをひたむきに追いかけてプレーする選手の姿を見て「熱」をダイレクトに感じたんです。僕が日本代表で高原さんの姿を見ていた時には抱かなかったイメージなんですけど、沖縄SVの試合を見ていると結構声を荒げてて熱い人なんですね(笑)。

 沖縄にチームを作ると聞いた時から注目しており、さらに監督兼選手兼社長の立場でやられることですごいチャレンジャーだなと思いましたが、実際間近で見て納得でした。チームが取り組もうとしている熱い気持ちも伝わり、同時に可能性を感じました。このチームのためにサポートしていこう。この試合を見て、そういう決断に至ったんです。

次ページ 若い人に人生を変えてほしい