(写真:kazuend)

 6月19日(日)、那覇市沖縄県陸上競技場で開催された全国社会人サッカー選手権(全社)の沖縄予選決勝。私が代表を務める沖縄SV(エスファウ)が見事優勝を果たしました!

 4月にスタートした日経ビジネスオンラインでの本連載ですが、しばらく更新ができなかったのも、すべてはこの大会に集中するためでした。おかげさまで小禄クラブとの決勝は4対0という試合結果をもぎ取りました。

 しかも観客は1000人。沖縄SVの試合としては最高の観客数となりました。お越し頂いた皆様、本当に有難うございました。

 ただ、監督としては満足できるものは何ひとつない試合でした。「パスミスはしない! ミスを犯すな! 確実にボールをつないでいこう!」と、ハーフタイムで選手を叱咤しましたが、それだけミスの多い試合でした。本当に多かった。

 結果は優勝でしたが、それだけでいいとはなりません。チームにはもっと普段から取り組んでいる練習を生かしたプレーをして欲しかった。もっとできたはずです。後半20分から、ようやく選手もボールも動く展開となりましたが、これでは遅すぎです。

 当日は快晴で最高気温33.3℃、湿度71%という過酷な試合環境。確実にボールをつなぐサッカーが体力を消耗しない戦い方で、一方でボールを追う側にとっては最も消耗する戦いを強いられます。ハーフタイムの指示は、こういった意図もあったのです。
 
「10対0で勝ってもおかしくなかったぞ!!」

 試合が終わってピッチから去る選手に観客から浴びせられた言葉です。その通りです。「なぜハーフタイムに、ああいった指示を出したか。それを理解してくれ! すぐ修正できるようにしてくれ! まず言われたことを100%実現できるようにしてくれ!」と試合後に言いました。もっと早く理解してくれたら、別の展開になっていたでしょう。

 クラブ経営者としては、観客に対してただ勝つだけの試合を提供してはいけません。ワクワクする、魅せる試合を提供しないといけない。ここが悩ましいところです。

 次の僕らの挑戦は全社の九州大会です。7月30~31日、長崎県で開催される「第52回九州社会人サッカー選手権大会」に沖縄県代表として出場します。そこで勝利すれば、10月の全国大会へ。必ずそこにたどり着いてみせます。

(写真:kazuend)