4月13日、レッドウッド・シティのオフィスに戻ると、ある水道公社から連絡が入った。僕たちとの契約締結に関して、市の決裁が降りたので、契約を結びましょうということだった。

あのメールから8カ月、焦らず行こう

 読者の皆さんは、あの日のメールを覚えておられるだろうか? 去年(2016年)の8月に記事を掲載した、あの日のメールのことだ。

「Most of your observations in your presentation are spot-on(あなたがメールに書いてくれた内容、私たちの産業が抱える問題点に関する指摘は、全くその通りです)」

 忘れもしない2016年の8月11日、ある水道公社の幹部からこのメールが届いてから、僕たちは何度もこの水道公社に通い、僕たちが提供できる価値について話し合ってきた。この水道公社が、市の委員会に話を通し、僕たちと正式に契約を結んでくれることになったのだ。

 これが僕たちにとって2つ目の契約ということになるが、焦ってはいけない。僕たちはまだ製品を作り込んでいる段階にある。しかし、この水道公社との契約締結が、僕たちのビジネスを大きく前進させることになることは間違いないだろう。

 僕たちはいま、水道配管の状態予測に関するソフトウェアを作っているのだが、このソフトウェアが有効に機能していると言えるためには、2、3個の大きな水道公社とのパートナーシップが必要で、つまりは、この水道公社との関係を大切にしながら製品開発に勤しめば、僕たちは優れたソフトウェアをアメリカ全土に提供できるということなのだ。

 4月14日、毎週金曜日の午前に行っている全社集会でチームのみんなに話をすると、僕はこの契約書にサインをした。金曜の午後、その契約書を送るためにラースさんが外出した。彼が、とても嬉しそうな顔をしていたことは、言うまでもない。

左から、ラースさん、加藤、一緒に仕事をしている水道公社の人であります
左から、ラースさん、加藤、一緒に仕事をしている水道公社の人であります

 先月も、色々な読者の方から応援のメッセージをいただいた。本当に嬉しい限りだ。読者の方々からの応援メッセージには、全てに目を通すようにしている。応援メッセージなどは、この記事のコメント欄に送ってもらえれば、とても嬉しい。公開・非公開の指定にかかわらず、目を通します。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。