ベー先:消費税が5%から8%に上がってからは、メーカーから提示している希望小売価格は、ペットボトル160円、缶130円ですね。だけれど、ざっと見渡すと120円が多いじゃないですか。どこかで誰かが無理しているという面はありますよね。

壇蜜:コンビニやスーパーに比べると割高になっちゃうからかな。そこでも自販機たちは勝負しなきゃいけないところですよね。

壇蜜の周りでは「125円運動」が

ベー先:おっしゃる通り。さきほどから、少しずつ値引きしているとか、いろいろな価格が出てきたとかの話をしていますが、そうなってきた一番大きな背景というのはコンビニの台頭なんですよ。

壇蜜:そうですね。24時間開いていて、レジにちょっと並べばすぐ買えるから、自販機にしてみれば差別化しにくくなくなりましたね。

 ここ最近、私の回りでは「125円運動」みたいなものが、まことしやかにささやかれているのですよ。もう147円を払ってペットボトルのジュースを買うのは普通じゃない。125円が当たり前で、少し高くても127、128円ぐらいなのです。自販機チームとしては、ますます難しい局面に追い込まれていますよね。

ベー先:メーカーにしてみれば、自動販売機というのは定価で売れる、本当は自分たちとしてはとても“おいしい売り場”だったのだけれども、必ずしも競争上はそうは言えなくなってきました。みんなあちこちで少しずつ無理をしながら、売っているというのが今の自動販売機の状況ですよね。

(以下は、日経ビジネスベーシックで連載しています)

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(日経ビジネスベーシック編)

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