ベー先:オフィスビルにそんな広い場所はないので、オーナーである会社と、オペレーターとが話し合って、1つの自販機の中にいろいろメーカーのものを入れましょうということになります。こういう場合も、ロゴがない白い自販機になったりしますね。

壇蜜:だから、ゲームセンターやアミューズメントパークなんかだと、その施設の広告とか告知を載せながら、いろいろなメーカーの商品が詰まった自動販売機になるのですね。ちょっと無理して、ウィン-ウィンを演出した自販機というか。

ベー先:そうですね。1台の中で複数のメーカーが場所取りで競っている感じですね。あとは自由競争になります。

 自販機同士も、お客さんの取り合いということでは競争しているじゃないですか。だからできれば、例えばオーナーが「近くの自販機に負けたくないから、10円下げたい」と思ったら、自分の取り分である「原則として定価の2割」を少し削って値下げをしたりするんですよ。

オペレーターも他社に勝たないといけない

壇蜜:だから、値下げして100円にしたり、「オール110円」という売り方をしたりしているところが存在するんですね。それは結局、オーナーの提案ということですね。

ベー先:オーナーの提案でもありますが、それだけではありません。オペレーターも他の自販機に勝たなきゃいけないじゃないですか。そうするとオペレーターも少し痛みを…。

壇蜜:みんなだ。みんなの痛みだ!

ベー先:そうすると、オペレーターも今度はそれをメーカーに相談したりします。そうするとメーカーも「ライバルに勝てるよう、よろしくね」ということで、「これぐらいちょっとみますよ」というふうになって…。

壇蜜:ああ、なるほど。ちょっと110円の自販機、見る目が変わりました。みんなの痛みでできているのかと思うと、積極的に活用しないとですね。

 たまに、不便な山の上でもないのに160円でペットボトルの飲料を売っていることがあって、「強気だな」と思ったけど、実はその値段が当たり前ということですね。