事業変革に向けて、経営者たちの挑戦はまだまだ続く

Japan Innovation Network専務理事の西口尚宏が、一連の座談会の司会進行を務めた

 通常2~3名で運営しているイノベーション100委員会の座談会が、5名の「サムライ」による愉快な議論の場になった。一人ひとりがこだわって事業を起こし、あるいは事業変革を進めている実践者たちばかりだ。

 阪根社長、吉村社長、溝口社長、森川社長は、それぞれ実現したい具体的な世界観があり、そのためのプロダクトやサービス開発に邁進されている。

 一方、伝統ある資生堂のCEOになった魚谷社長はメールで意見募集を行い、すべてのメールに返信したという。それは、「改革のために社員と向き合いたい」という情熱ではなかったか。

 また、魚谷社長は、日本企業は全体を見たブランドづくりではなく、圧倒的に商品開発に重点を置いてプロダクトアウト型になってしまう、と指摘する。これは、企業規模を問わず、すべての経営者が心しなければならない落とし穴ではないか。

 「モノづくりからコトづくり」と言われて久しいが、本当に“コト”を作れているのだろうか? その問いに答えるべく、5名の経営者たちの挑戦は、まだまだ続きそうだ。