釧路空港より根室駅へ

 東京より釧路行の飛行機に乗り込み、たんちょう釧路空港へと向かう。この空港は、夏場は霧が発生しやすい空港として有名だ。今回は特に問題なく順調に飛行を続け、定刻通り無事釧路空港へ到着した。ターミナルを出て、釧路市内方面行のバスへ乗り込む。ここで既にピリッとした冬の北国の気温を感じる。

たんちょう釧路空港

 バスは順調に進み、釧路駅へ到着。ここでJR根室本線(花咲線)に乗り換えて根室駅に向かう。

釧路駅前

 時間に余裕があれば、駅から徒歩3分程度の距離にある和商市場に立ち寄り、ごはんと魚介類をそれぞれ購入し、名物の勝手丼を作り、冬の味覚をたしなむのも面白い。

釧路和商市場の記事(出典:昭文社刊「まっぷる北海道’16」より)
まっぷるマガジン他のガイドブックは、施設の解説の他、掲載の物件が表示された地図もあり、計画から街歩きまで使えて便利。また購入者特典として、「まっぷるリンク」をダウンロード(無料・通信料は除く)すると、スマートフォンで該当 地域の記事や地図を見ることもできる(一部対象外の商品もあり)。

 今回は乗り換え時間が20分程度と短いため、近くのスーパーで飲料のみ購入する。こんな時は、駅に備え付けの観光用手作り詳細地図なども役に立つ。

JR釧路駅発行の手作り周辺観光地図
実際の旅では、現地にあるチラシ等も重宝する

 釧路駅より「快速ノサップ」号根室行へ乗り込む。列車は1両編成であった。買い物をしていた関係で、出発時刻の約5分前に乗車したが、既に座席は埋まり、立客もちらほらと見られたため、途中までデッキに立ちながらの乗車となる。この日の乗客は土曜日のせいか、地元の人と観光客が半々くらいの割合といった具合で、途中の停車駅で地元の人が降りはじめてから、ようやく座席に座れるようになる。

釧路駅に停車中の根室行 快速ノサップ号

 列車は原生林の中を雪煙を上げながら進み、所々に平原が顔を出す。真っ白な原生林や平原は、北国へ来たという実感を湧きたてる。

原生林を進む

 厚岸駅を過ぎると、部分的に氷結した厚岸湖が姿を見せる。冬の原生林といい、平原といい、湖といい、普段目にする事ができない風景に、しばらく目を奪われる。

車窓から見る厚岸湖

 途中、警笛と共に急ブレーキがかかり、徐行運転となる。ほとんどの乗客が、窓に目をやり、緊張が走る。やがてエゾシカの群れが、平原を去る姿が確認できた。線路上にエゾシカが群れていたため、警笛を鳴らし、速度を落としたようだ。北海道では都市部周辺を除き、なじみのある光景らしい。この後も2~3回、同じような光景を目にする事となる。

雪の平原を走るエゾシカ

 乗車してから、2時間を過ぎたあたりで、東根室駅を通過した。この駅は日本最東端の駅として有名である。快速列車は通過のため、車窓から駅名と碑を眺める。

車窓より見た東根室駅の碑(左)と駅全景(右)

 ちなみに有人駅では、終着の根室駅が最東端となる。ほどなくして、終点の根室駅へ定刻に到着となった。

根室駅
根室駅ホーム上の案内板
根室駅に停車中の釧路行 快速はなさき号

 この根室駅は、稚内駅同様、先に線路が延びておらず、列車で到着すると終着駅の雰囲気を味わう事ができる。この日は晴れていたせいもあり明るく、映画に出てくるような「冬の寂しい終着駅」という感じではなかったが、さすがに気温が低い事を実感する。