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 徳島インディゴソックス(徳島IS)球団代表の南啓介さんは、県外の人にも出張ついでに徳島ISの試合を見てほしいと語っていた。しかし果たして、四国に土地勘のない出張者は気楽に徳島ISの試合を見に行けるのか。東京在住の筆者はちょうど月曜の昼から京都で仕事があったため、その前の週末を観戦にあてることにした。

 土曜日はナイトゲーム。丸亀での香川オリーブガイナーズ(香川OG)戦だ。

はるばる来たぜ丸亀

 昼前に乗った新幹線を岡山駅で降りて特急南風に乗り換え、丸亀駅で下車すると小雨が降っていた。この日の天気予報は数日前から雨で、すでに、筑後での福岡ソフトバンクホークス3軍と高知ファイティングドッグスの試合は中止が決まっている。もしも徳島IS戦も中止になったら、宿でNHK総合が東京ドームから中継する日本野球機構(NPB)の試合を見ることに決め、球場へ向かった。

 この日の舞台、2015年竣工のレクザムボールパーク丸亀(丸亀市民球場)には、昨シーズンまで、四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀という愛称がついていた。変更は今年春。街中の表示にはまだ旧名が残っている。レクザムとは大阪にある電子機器などのメーカーで、香川に複数の工場を持つ。同社による香川県内でのネーミングライツ獲得はこれが4件目のようだ。徳島は大阪に近いと聞いていたが、香川もまた、大阪から近い。

 どこの球場でもそうだけれど、階段を上がってゲートをくぐり眼下にグラウンドが広がると、一気に気分が高揚する。バックスクリーンの向こうに見える香川らしいため池、山らしい形にそびえる山も、はるばる来たぜ丸亀へという気持ちにさせてくれる。そして確認するのは、ビールがどこで売られているか。NPBの試合であっても、地方球場では売り子が客席にビールを売りに来るとは限らない。

 ビールは1塁側の売店でホットスナックなどと一緒に売られていた。そこで、インディゴソックスの選手が買い物をしている。試合開始1時間ほど前に、観客が使う売店を選手も使うことに驚いた。

2015年竣工のレクザムボールパーク丸亀(丸亀市民球場)