インディゴソックス設立の前年である2004年、徳島にはプロチームが誕生していた。サッカーの徳島ヴォルティスだ。地元の名だたる企業は、インディゴソックスに関心を持つ前に、ヴォルティスのスポンサーになることを選んでいた。四国のほかの三県の場合は、独立リーグの野球チームができてから地元のサッカーチームがJリーグに加盟しているので、徳島のプロだけ、野球が後発になっている。

 付け加えると、ヴォルティスは元々、地元の大塚製薬のサッカーチームが用いていた名称で、その大塚製薬は新生ヴォルティスを運営する会社の大株主。一方、インディゴソックスが所属する四国アイランドリーグplusのオフィシャルスポンサーにはコカ・コーラボトラーズが名を連ねる。

僕が嫌われる分には構わない

 こうしたことも、インディゴソックスのスポンサー契約に影響してきたのかもしれない。しかしこのままでは、経営の健全化は難しそうだ。そう考えて、南はスポンサー各社に、ある提案をした。

 「これからは、このような内容であれば、このような契約に変更いただけませんか?とお願いをしました。理解をしてくれるところもありましたが、中には、チーム発足前から応援していたのにと、反発をされることもありました。支えてもらってきたのは確かですしそれには感謝しているのですが、その場合は、今後のことを考えて、見直したケースもあります。それで状況が良くなるなら、僕が嫌われる分には構わないと思いました。それは今も思っています」

 2015年度は338だったスポンサー数は、2016年度には40ほど減った。ただし新たにスポンサーになった企業もある。それまでは競合他社がスポンサーであることを理由に、インディゴソックスとは縁がないと思っていた企業の中からも、南の考えるスポンサー像を理解してくれるところがいくつか見つかった。

 「理解と情熱ある社長さんたちに感謝しています。社長だけでなく、社員やその家族の方にも、インディゴソックスを応援していて良かったと思ってもらえるようにしていきたいです」