中国のネット通販市場の拡大が止まらない。
経済の減速が世界を揺るがしてはいるものの、その巨大な内需はなお健在だ。
市場規模は今年100兆円を超える見込みで、消費に占めるEC(電子商取引)の比率も日米を圧倒。
消費の大きな変動を感じ取った欧米のグローバル企業は、ECを中国攻略の核に据えはじめた。
豊かになった消費者はより良い商品を求め、国境を越えて海外製品を輸入できる越境ECも急伸。
「メード・イン・ジャパン」に対する消費者の人気は高く、日本企業にとっても大きなチャンスが広がる。
様々な壁を越え、この巨大市場と向き合えるかが、世界での競争力に直結する
(日経ビジネス3月21日号の特集「100兆円市場 中国にはネットで売れ 攻めるネスレ、ダイソン、ユニ・チャーム」の連動企画)