B氏:高校ではないですけど、高専出身者は人材獲得の穴場だと思ってます。
C氏:わかる!高専から北陸先端(科学技術大学院大学)、奈良先端(科学技術大学院大学)はエンジニアの超王道ですね。あとははこだて未来大学とか、会津大学なんかへの進学者もいいですね。
A氏:大阪大学大学院のビジネスエンジニアリング専攻にも高専出身者は多い。でも、このケースはモラトリアムの延長という人が多い印象。そういう意図が見える場合は採用にはマイナスですね。
やっぱり受験はしてほしい
D氏:中学→高校のエスカレーターはいいんですが、高校→大学の内部進学はいまいち信用できないところがある。やっぱり、しっかり受験というハードルを超える経験をしている方が安心できる。
内部進学生は親の所得が高くて、大学生でブランド物を着こなしている人多いんですよね(笑)。やっぱり尖った個性を持っている子と比べると弱い。企業の最前線に立つイメージが持てない。
E氏:内部進学者は、愚直さはあるんだけど意思決定が弱いという人はいますね。適材適所にハマれば力を発揮するんですが。
C氏:E氏は付属校からのスポーツ推薦ですけど、そこに自分の意思決定はありました?
E氏:強豪大からの誘いは敢えて蹴りました。弱小大を勝たせたいという考えで学校を決めましたね。
C氏:例えば法政大学みたいに、付属高校の偏差値が高いと、内部進学生はハングリー精神にかけるイメージですね。大学も3年ぐらいまではモラトリアム。そこでうまく切り替えられると化けるケースもありますが。
D氏:進路の意思決定は地域特性もある気がします。関西の高校は大学で東京に来ても、就職は地元という傾向が強いのではないでしょうか。
C氏:東海もそのイメージ強いですね。
記者:企業城下町があるところはそうかもしれませんね。
C氏:その通りだと思います。家業、公務員、銀行以外の選択肢がある地域。
D氏:九州の高校生はなかなか地元から出てこないですね。
A氏:修猷館高校(福岡市)、福岡高校(同)、鶴丸高校(鹿児島市)から九州大学だと、ちょっと悩んでしまいますね。自分の安全圏を守りたいという思考なのかと感じてしまう。
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