全国の高校ランキングが様変わりし始めた。
東大合格者を量産してきた名門が沈む一方、
独自の教育を武器に新勢力が急伸するなど下克上が起きている。
経営誌である本誌が今、あえて高校の栄枯盛衰をリポートするのは
「大学の画一化と高校の多様化に伴い、出身高校こそが採用段階で
有能な人材かどうかを見抜く重要な判定材料になってきたから」だ。
人事部が長年悩まされてきた、
「一流大でもダメ社員」と「普通大なのに異才」の境界を見極め、
真の有能人材を獲得するための新しい視点を提案する。
本連載では、日経ビジネス3月19日号特集「大事なのは高校」で紹介した内容を、
さらに幅広く、深堀りしてお届けする。