いびきを抑えて快眠を促す「横向き寝」専用

 自分では気づきにくく、横に寝ている人から言われて初めて知ることが多い「いびき」。いびきは眠りの質を低下させ、健康に害を及ぼすことも分かってきている。そんないびきだが、寝姿勢を変えることで軽減できるという。フランスベッドは1994年からいびきに特化した枕の展開を始め、2014年に横向き寝専用の「スリープバンテージ」を発売した。

「スリープバンテージ」(3980円)。長時間使用しても耳に負担がかからないよう、耳があたる部分にくぼみがある。ロングテイル部分を前にすると抱き枕としても使える
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 「自社で開発した寝姿勢測定機の蓄積データを分析したところ、横向き寝姿勢の人が全体の4割、20代の女性では50%以上もいるという事実が判明し、潜在的なニーズに応えるために、横向き寝専用枕を開発した」(インテリア営業企画部・山口裕弘氏)

 特にこだわったのが、体のラインにフィットするJ字形のフォルムだそうだ。頭、首、肩、背中をサポートし、横向き寝であっても自然な寝姿勢を保つことができるという。

 普段横向きに寝ると下側の肩が痛くなって目覚めてしまうこともあるが、枕に適度な厚みを持たせることでそれを解消。実際にスリープバンテージで横向き寝をしてみたが、適度な厚みがあるせいか、肩への負担があまり気にならなかった。また、中綿の硬さがほどよく、必要以上に頭が沈み込むこともない。体勢が少しあおむけになっても、曲線の長い部分(ロングテイル部分)が背中を支えているので寝返り防止にもなった。

スリープバンテージは、写真のブルーのほか、ピンクとグリーンの3色展開。幅55×長さ42×首部の高さ13.5cm
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全長160cm! いびき改善のために研究されたロング抱き枕

 横向き寝用枕には、抱き枕や横向き寝促進枕の開発・研究を続けてきた枕専門店のロフテーも参入。今回新たにいびき改善に着目した「Body Pillow IBIKI」を太田睡眠科学センターの千葉伸太郎所長と共同開発した。

 「いびきは眠りの質が低下するだけでなく、自身のいびきの音で難聴になる可能性もある。さらに無呼吸症候群につながる場合もあり、その影響は深刻だ。欧米ではいびきの治療として横向き寝が推奨されている」(千葉所長)

 Body Pillow IBIKIの特徴は、身長ほどもある160cmの長さ。足元までしっかり支えることで、横向き寝特有の肩や足にかかる負担を分散することができるという。

 枕の常識を超えた大きさに驚いたが、実際に寝てみると、体全体がサポートされているような感覚で、安心感も得られた。また、腕を通す部分には軟らかいポリエステル綿が使われているため、圧迫感もあまりない。大きいので収納しづらいのが悩ましいが、いびきに悩んでいる人は、試してみる価値がありそうだ。

「Body Pillow IBIKI」(価格未定)。2018年初旬発売予定(仕様が変更になる可能性あり)。左右どちらかを抱き枕の要領で使用する。足元のスナップボタンを留めると、横向き寝を固定できる。頭や足をのせる部分に通気性の高いエアファイバーを使用し、睡眠中のムレも防ぐ。幅68×長さ160cm。
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