同社マーケティング課の巴由紀子課長は、昨年から同社コールセンターに男性からの問い合わせが増えた、と話す。また、同社オンラインショップでも20〜30個まとめ買いする男性ユーザーが多いという。「オンラインショップのユーザーの男性比率が特に高いわけではないが、男性ユーザーは購入単価が高い傾向ははっきりとある」(巴課長)。

まるでバナナを食べるように、サラダチキンを食べている

 同社が体を鍛えている男性の間でサラダチキン人気が高まっていることについて実感したのが、今年開催された健康食品の展示会に出展したときだという。サラダチキンのブースへの反響が大きいだけでなく、まるでバナナを食べるように、サラダチキンを開封してそのまま食べている男性を多く見かけて驚いたと佐藤本部長は話す。「最近の中高校生は、部活の帰りにおにぎりではなくサラダチキンを食べているという話も耳にした。また、スーパーで、近くのジムに通っているらしい体格のいい男性が10個くらいまとめ買いをする光景も実際に目にした」(佐藤本部長)。

 さらに、佐藤本部長は、サラダチキンの調理方法にも変化が起こっているのではないかと指摘する。レシピサイト上で、サラダチキンの上にチーズをのせて焼くなどのアレンジを見かけたというのだ。ハムやチャーシューのように、手軽に使える食材のひとつになりつつあるということだろうか。「サラダ以外の料理にも幅広く使ってもらえるようになることで、さらにサラダチキンの需要が高まる。伸びしろはまだまだあると感じている」(佐藤本部長)。

2017年に発売した「新製法サラダチキンシリーズ(全5種類)」(各255円)。むね肉を一度ほぐして成型することで中まで味を入れている。他に「南部どりシリーズ(全7種類)」「国産サラダチキンシリーズ(全5種類)」の17種類のサラダチキンを現在は展開
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(文/桑原恵美子)

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日経トレンディネット 2017年11月24日付の記事を転載]