日産は動じず、英国最大工場を維持

 これらの企業とは対照的に、ブレグジットを物ともしない動きをしたのが日系企業の日産だ。日産は10月26日の経営会議で、イングランド北東部のサンダーランド工場で「キャシュカイ」「エクストレイル」の次期モデルの生産を行うことを発表。同社のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は「英国政府から支援と公約を得られたため」とコメントした。

 サンダーランド工場は英国最大の自動車工場で、今回の決定によって7000人以上の雇用が維持されることになる。同工場の2015年の生産台数は47万5000台で、その8割は130カ国以上の国と地域に輸出されているという。

 ブレグジットによって、英国内の事業拠点の欧州移転を考える企業が少なくないと伝えられているなか、日産が今後サンダーランド工場での生産と投資を続けるかどうか、その動向が注目されていたため、今回の投資継続の決定は英国でも大きなニュースになった。

日産「エクストレイル」欧州仕様車
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