現在、幅広い層に普及しつつある「スマートウォッチ」。すでに、さまざまな年代、業界に、それぞれのやり方で、スマートウォッチを使い込んでいるユーザーがいます。実際に「どういうふうに使っているのか?」「そのメリットは?」── 今回は、外資系戦略コンサルティングファームに勤める今井正明(仮名)さんに、その使いこなしを聞きました。

時刻はあまり確認しない

 今井さんは、アプリ開発など複数のプロジェクトに関わりながら、新サービスのディレクションも任されています。海外出張も多く、秒刻みで仕事をこなしていかなければなりません。そんな多忙な今井さんの行動をサポートしているのが、Apple Watchと、エンジニアを中心に広がっているビジネスチャットツール「Slack」。この2つのツールを、独自の方法で使いこなしています。ではお話を聞いてみましょう。

なぜApple Watchを買おうと思ったのですか?

今井正明さん(以下、今井): 一番大きかったのは、使命感。私はこれまでずっとアップル製品を使ってきましたし、ガジェット好きでもあります。ですから、アップルが出したウェアラブル端末は、積極的に応援していきたいという思いがあります。それと仕事柄、最新技術がどんな未来を拓いていくのかを知る必要がありますし。

主にどんな用途で使っていますか?

今井: 主に、ビジネスチャットツール「Slack」の通知確認です。それだけのためにApple Watchをつけているといっても過言ではありません。

Slackの通知をどんなふうに確認しているのですか。

今井: 私は複数のプロジェクトに関わっているので、それぞれのメンバーと情報を共有したり、進捗状況を確認したりする必要があります。そのために使っているのがSlackで、プロジェクトごとにチャンネルを分け、進行状況が確認できるようにしています。

 ただ、それぞれのタイムラインは流れが速く、すべてをリアルタイムで追うのは現実的ではありません。そこで、レスポンスが必要なものだけApple Watchに通知が来るようにして、時間があるときにはMacやiPadでSlackを開き、全体を把握するようにしています。

今井さんのApple WatchにSlackを表示させているところ。後ろに見えるのは、iPad Proと専用キーボード
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 Apple Watchで時刻を確認することは、ほとんどありません。会議の予定があっても、その10分前にApple Watchに通知されるように設定しておけば、時計を見る必要がありませんから。

 また重要なタスクはタスク管理ツール「OmniFocus」、軽いタスクはSlackのBOTで管理しているので、すべてApple Watchに通知が届きます。そのため、普段は通知が来るまで時間を気にすることなく、安心して目の前の仕事に没頭できます。