レンジでチンから湯戻しに“回帰“した理由は?

 味わう前は素材をドリップした湯を注ぐのはただの演出かと思ったが、想像以上の味の変化に驚いた。聞けば、担当者は50種類以上のドリップ素材からそれぞれの味に調和し引き立てるものを選んだとのこと。とはいえ、この“ドリップ”スタイルは、カレーメシがレンジ調理から湯もどしになったことをアピールするためのイメージ戦略だろう。

 カップライスがカップヌードルの姉妹品という観点から見れば、進化というより原点回帰のように思えるが、なぜ今また湯戻し方式にしたのか。「自宅で食べる場合の簡便性を考えてレンジ調理を提案したが、湯戻しにすることでより簡便性が高くなると考えた。湯を注ぐだけなので、コンビニやアウトドアでも食べてもらえる」(同社)。湯戻ししたときのおいしさを追求して米も改良した。単に調理法が変わっただけではなくルウも変えているので、従来のカレーメシのファンだった人にもぜひ試してほしいそうだ。

 同社ではルウで作るカレー、レトルトのカレーに続く“サードウエーブ・カレー”として定着することを狙っている。渋谷駅ホームという立地を生かして若い層を取り込み、情報を発信してもらうのが同店の目的だ。「ここで新しい組み合わせに出合うことで、家でもさまざまな素材を試したくなるのでは。カレーメシの新しい楽しみ方をどんどん発見してもらえるとうれしい」(同社)。

店内では、この無地のカップで提供する
店内では、この無地のカップで提供する
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(文/桑原恵美子 編集/日経トレンディネット

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