「ただの演出では?」という予想が、ひと口でひっくり返った!

 同店がある場所は、JR渋谷駅山手線内回りホーム内(2016年10月11日まで、「日清ラ王 袋麺屋」があった場所)。鮮やかなレモンイエローの外観は、遠くから見てもかなり目立つ。エキナカのカレースタンドというイメージは皆無で、カフェと間違えて入る人もいそうだ。

 注文する場合、「日清カレーメシ ビーフ」(以下「ビーフ」)、「日清カレーメシ シーフード」(以下「シーフード」)、「日清スパイシーカレーメシ チキン(以下「スパイシーチキン」)の3種類からひとつ選び、それぞれ5種類あるドリップ素材を選ぶ。同店のおすすめは、「ビーフ」はガーリック、「シーフード」はかつおぶし、「スパイシーチキン」はメープルシュガーとのこと。ビーフにもう少し辛みが欲しい場合、ガーリックで辛みがプラスできる。シーフードにはローレルなど洋風のハーブを使用しているので、それに和風のだしの香りが加わるとよりうまみが増す。スパイシーチキンは名前どおりかなりスパイシーなので、そこに甘みが加わることでコクが増し、スパイス感もアップするのがその理由。だが「ビーフ」とガーリック、「シーフード」とかつおぶしの組み合わせは料理ではよくあり、意外性がないような気がしたので、あえて「ビーフ」にコーヒー、「シーフード」にはアップル紅茶を選んだ。

 湯戻しする前のカレーメシを見て驚いたのが、ルウの大きさ。もっと小さいほうが溶けやすいのではと思ったが、あえてこのサイズにしたのは「濃厚さを出すためと、見た目の驚きのため」(同社)だという。スタッフが備え付けのホルダーにドリッパーをのせ、下に注文したカレーメシを置くと、ドリッパーに素材を入れて湯を注いでいく。ほんの香り付け程度の量と思っていたが、コーヒーもアップル紅茶も、軽く2人前くらいの量。かつおぶしはドリッパーからあふれそうな量だ。これくらいの量をいれなければ、カレーの香りに負けてしまうのだろう。湯を注いだ段階では、コーヒーやアップル紅茶の香りしかしない。湯を注ぎ終わってふたをし、店内の時計を見ながら5分間待ち、グルグルかき混ぜる。最初はサラサラだが、あっという間にスプーンが重く感じるほどドロドロの状態になった。

 3種類の中で最もインパクトがあったのが「シーフード」とアップル紅茶。間違いなくカレーなのに、紅茶の香りも、リンゴの香りも、はっきり感じられる。複雑な味なのに調和していて、スプーンが止まらない。この組み合わせほどではないが、コーヒーで戻した「ビーフ」も、コーヒーが隠し味以上に効いていて、驚いた。「スパイシーチキン」は、飲み込んだ瞬間に喉を直撃するスパイシー感で、しばらくむせてしまったほど。ただ食べ進むと、スパイシーさの中にほのかな甘みも感じられるようになった。

 価格はすべて290円(税込み)。商品自体は220円なので、70円がドリップする食材と、ドリップする手間賃ということになる。見た目はカップヌードルとほぼ同じサイズだが、湯を入れたときの総重量は300g前後で、「おにぎり2個半から3個分くらいの食べ応えになる」(同社)という。男性でも、これ1杯で十分満腹になるだろう。ちなみに普通に湯をかけたものが食べたければ提供可能だが、値段はドリップしたものと変わらないそうだ。

ルウは味種によって微妙にサイズが違うということだが、その大きさに驚がく。ちなみに後で測ったら、スパイシーチキンは6cm×4cm、厚さも2cmあった。ルウを従来の顆粒から固形に変更したことで、スパイス本来の風味や素材のうまみが感じられる本格的な味わいになったという
ルウは味種によって微妙にサイズが違うということだが、その大きさに驚がく。ちなみに後で測ったら、スパイシーチキンは6cm×4cm、厚さも2cmあった。ルウを従来の顆粒から固形に変更したことで、スパイス本来の風味や素材のうまみが感じられる本格的な味わいになったという
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店内に設置されている時計はサウナ用で数字が「分」表示なので、出来上がり時間が見やすい
店内に設置されている時計はサウナ用で数字が「分」表示なので、出来上がり時間が見やすい
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ドリッパーに入ったかつおぶし、コーヒーの粉、メープルシュガーの量にびっくり
ドリッパーに入ったかつおぶし、コーヒーの粉、メープルシュガーの量にびっくり
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スタッフが備え付けのホルダーにドリッパーをのせ、その下にカレーメシを置いて湯を注いでいく
スタッフが備え付けのホルダーにドリッパーをのせ、その下にカレーメシを置いて湯を注いでいく
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湯を注ぐと、たちまちいい香りが店内に広がった
湯を注ぐと、たちまちいい香りが店内に広がった
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湯を注いで5分待ち、ぐるぐるかき混ぜる。最初は無色でさらりとしたスープが、ルウが溶けだすとあっという間にカレー色になり、ねっとりした質感に変化
湯を注いで5分待ち、ぐるぐるかき混ぜる。最初は無色でさらりとしたスープが、ルウが溶けだすとあっという間にカレー色になり、ねっとりした質感に変化
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出来上がりはこんな感じ
出来上がりはこんな感じ
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