従来のWi-Fiルーターと比べ、3階の通信速度が劇的に改善

 では、一戸建ての家庭にDeco M5を設置すると、Wi-Fi環境は実際どれぐらい改善するのだろうか? 前述の通り、筆者宅は3階建ての一戸建てで、1階の仕事部屋に理論値で1733Mbpsの高速通信ができるIEEE802.11ac規格のWi-Fiルーターを設置している。この状況と、Deco M5を1階の仕事部屋と2階・3階の階段近くに1台ずつ設置したあとの状況を比べてみたい。

1階は仕事部屋に設置
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2階は階段付近に設置
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3階も階段近くに置いた
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運用中のアプリ画面。通信速度や接続しているデバイスの数なども表示できる
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 1階の仕事部屋では、どちらの環境でも実測で200Mbps超の通信速度を計測できた。2階のリビングでも130Mbps超を記録し、ほとんど不満は感じなかった。もともと利用していたWi-Fiルーターが高速タイプだったこともあり、1階と2階では通信速度に大きな違いは見られなかった。強いていえば、2階の奥にある和室の電波強度がDeco M5の導入後に若干よくなった点は評価できる。

▼802.11acのWi-Fiルーター(1階)
Wi-Fiの電波の強さを無料アプリ「Wi-Fiミレル」(アイ・オー・データ機器)のヒートマップ機能で確認した。Wi-Fiルーターが1階に設置されていることもあり、まったく問題ない
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▼Deco M5(1階)
Deco M5を導入したあとの様子。802.11acのWi-Fiルーターとほとんど変わりはない
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▼802.11acのWi-Fiルーター(2階)
2階の様子。802.11acのWi-Fiルーターだと全般的に電波が弱くなり、特に奥の和室が落ち込んでいる
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▼Deco M5(2階)
Deco M5の導入で、和室の端のほうを除いてほぼ電波強度が高まった
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 顕著な差が見られたのが3階だ。これまで、3階の寝室ではWi-Fiルーターに接続しても通信速度は10Mbpsを切ることがほとんどで、YouTubeなどの動画ストリーミングは再生が途切れることが多かった。しかし、Deco M5を導入すれば3階にもWi-Fiルーターを設置できるため、速度は大幅に改善した。既存のWi-Fiルーターでのテスト時は7Mbpsを下回っていた通信速度は、Deco M5だと約30Mbpsを超える通信速度となった。今回は、単純に電源が取りやすい階段近くに設置したが、設置する場所や高さを見直せばさらに通信速度は速くなりそうだ。

▼802.11acのWi-Fiルーター(3階)
3階の様子。802.11acのWi-Fiルーターでは電波がかなり弱くなっているのが分かる
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▼Deco M5(3階)
Deco M5を導入すると、一気に電波強度が改善した
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▼802.11acのWi-Fiルーター
3階の部屋でスピードテストを実施。802.11acのWi-Fiルーターでは、下りがわずか6Mbps台にまで遅くなっていた
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▼Deco M5
同じ3階の部屋で、Deco M5を導入したあとに計測。下りは38Mbps超にまで改善され、動画も途切れることなく視聴できるようになった
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