設定の際も、最小限の項目入力で済むように工夫されている。PPPoE接続のフレッツ光のモデムに接続した場合は、スマホアプリ上にネット接続のためのIDやパスワードを入力する画面が表示されたが、接続設定済みのルーターの直下につなげた場合はそれらの接続設定は表示されなかった。自動で回線を判断して、必要な設定画面だけが表示される仕組みになっているようだ。Wi-Fiルーターというと、ネットワークの接続設定やWi-Fi設定が難しい印象があるが、Deco M5はスマホアプリ上の操作だけでとても簡単に設定できた。

 Deco M5は、複数のユニットを組み合わせて利用する仕組みだが、2台目以降の設定もスマホアプリ上から簡単にできる。ユニットを設置したい場所で電源ケーブルを接続して起動し、1台目のときと同様にアプリの指示に従ってBluetoothで接続すれば、基本的な設定がアプリから転送される仕組みだ。

追加ユニットの登録も簡単で、1台目と同様に画面の指示に従って操作するだけだ。Wi-Fiの設定はアプリからユニットに送られるため、再度設定する必要はない
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ユニットを設置した場所を選択。アプリ上では、場所の名称でそれぞれのユニットを区別する仕組み
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 Deco M5は、このようにして最大10台までユニットを増やすことができる。一般的なWi-Fiルーターやアクセスポイントを増やした場合、それぞれ異なるSSIDになってしまうので、場所に応じて接続するSSIDを手動で選ばなければならないのが面倒だ。だが、Deco M5はすべて同じSSIDで接続できる「ART」(アダプティブ ルーティング テクノロジー)を採用しているので、もっとも効率よく通信できるユニットに自動で接続して通信が可能になる。そのため、離れた部屋のWi-Fiルーターにつながってしまい通信速度が遅くなる、というイライラがなくなるのだ。

 また、Deco M5は2.4GHzと5GHzそれぞれの周波数帯に対応しているが、これも周辺の状況に応じて自動的に選択されるので、ユーザーが選ぶ必要はない。このあたりの工夫は、デジタル機器に詳しくない家庭にとってありがたいポイントといえよう。