理想的なブラッシングとは?

P&G アジアパシフィック オーラルケア事業部 ヴァイスプレジデント 伊東正明氏
[画像のクリックで拡大表示]

 P&Gによると、日本では年間に2回以上歯科医院を訪問する人がドイツや米国に比べて半分以下とかなり少なく、55歳から59歳になると、約76%が何らかの入れ歯を使わざるを得ないという結果になっているのだそうだ。

 P&G アジアパシフィック オーラルケア事業部 ヴァイスプレジデントの伊東正明氏は、「虫歯や口臭の主な原因は磨き残した歯垢にある。しっかり磨くためには歯ブラシだけでなく、毎日ちゃんと磨くことが重要。しかし、歯科医院に頻度よく通って、しかも毎日しっかり磨くのはなかなか大変だし時間もないのが現状だろう。そこで正しいブラッシングと圧力で隅々まで磨ける『ジーニアス9000』を開発した」と語る。

製品開発に携わったP&Gグローバルオーラルケアのアダム・ボールディング氏
[画像のクリックで拡大表示]

 理想的なオーラルケアについては、「世界中の歯医者は、患者に4つのことをしてほしいと話す。1つめは1本1本の歯の周りを丁寧にブラッシングして歯垢を除き、歯周病や歯茎の病気を予防すること。2つめはブラシで歯茎を傷めないように、ブラシを押しつけず軽くブラッシングすること。3つめは、歯垢を除くために1回2分、1日2回ブラッシングしてほしい。4つめは口の中をまんべんなくブラッシングすること」と、製品開発に携わったP&Gグローバルオーラルケアのアダム・ボールディング氏は語る。

 しかし実態は、理想とはほど遠いのだそうだ。

 「医者が推奨する歯ブラシは丸型だが、ほとんどが長方形を使っており、これでは磨き残しが生じてしまう。力もかけすぎているようで、必要な圧力の5倍ぐらいで磨いている人も多い。これでは歯茎から血が出てしまう。さらに、手磨き用の歯ブラシでは1日平均1回、1回に46~47秒ぐらいしか磨いていない。また、電動歯ブラシであっても、口の中をまんべんなく磨くことができていないのが実態だ」(ボールディング氏)

歯科医師が推奨する歯の磨き方は上の通り
[画像のクリックで拡大表示]
消費者が磨いている実態理想とは程遠いようだ
[画像のクリックで拡大表示]