肌感まで描く、職人の巧みな彩色技術にだまされる
この商品の最大の特徴は、個体の外見的特徴を極めて精緻に写し取ること。まさに「生き写し」だ。微細なシワ、浮き出た血管、毛穴のブツブツまでその形状をつぶさに写し取る。指紋まで取れてしまうので、これは後で削る。
そして、見た目を生体のリアリティーに一層近づけるのが職人の技。アクリル系絵の具などで関節の微妙な色の違いを描き分けたり、シミ、ホクロ、ヒゲそり跡、肌感まで本物そっくりに再現する。
マネキンに彩色する技術は、通常はアイシャドーや口紅の色などシーズンごとに変わる流行のメークを新作マネキンに施すのに生かされる。その延長線上にある職人技の真骨頂が、まさにパーフェクションスーパーリアルマネキンで発揮されるのだ。
生体をそのまま型取りして、生身の肌感まで再現する。「生きているような気配まで表現するのに、3Dプリンターを使ってもここまで精緻な再現はできないと自負しています」(池田氏)
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