シワ、血管、毛穴まで型取りして彩色する『生き写し』

 型取りの材料は、海藻が主成分のものに硬化剤を加えた専用液。そこに手、足、顔などをつけて型を取る。顔の型取りは「目を開けたまま」だ。白い液の中で目を開け続けるのは恐ろしく感じるが、「いや、水中で目を開けているのと同じですよ。慣れると笑みも浮かべられます」(商品部 担当部長・池田公信氏)。型取りの時間は、手なら約5分、顔は20~30秒程度。寒天状に固まったら手や顔を抜き、写し取った“型”の中に溶いた石こうを流し込む。

型取り用の専用液に目を開けたまま顔をつける。写真の人は山田相談役。「途中、どうしても目をつぶりたくなるので、カーッと見開きました」とのこと(画像提供:七彩)
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山田相談役の顔を型取りした石こうの面(右)。耐久性と軽量化を図るため、この面の材質を樹脂に替えてマネキンに組み込み、輪郭や頭部の形状を合わせて彩色、ウイッグをかぶせたパーフェクションスーパーリアルマネキン(左)
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 ウイッグを使わないヘアスタイルの場合には、頭部全体の型取りが必要になる。

ヘアスタイルに応じて後頭部も型取りする(画像提供:七彩)
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耳を型取りする様子。耳の形は個々の違いを細部で追求できる見せどころの1つ(画像提供:七彩)
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手の表情はクオリティーを左右する重要な要素(画像提供:七彩)
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石こうが固まった後、慎重に取り出した各パーツ。これらの原型をもとに本人のそっくりさんを忠実に再現する(画像提供:七彩)
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座っているのは稲葉専務ご本人。サイズや細部の特徴をスタッフがつぶさに記録する(画像提供:七彩)
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