取締役も体を張って商売! 型取りしてマネキンになる

 「え、なにこれ? え、ニセモノ? スゲェ……」「こわっ、見られてるみたい。歩き出しそうじゃん」――。広告販促展の会場(※)で人だかりがひときわ目立ったのが七彩の出展ブース。2体のマネキンを来場者が取り囲み、口々に発するこんな驚きの声でざわついていた。

 
※第3回「広告宣伝EXPO夏」(2018年7月4~6日、東京ビッグサイト)
「第3回広告宣伝EXPO夏」(2018年7月4~6日、東京ビッグサイト)に出展した七彩のブース正面で、来場者の関心を集めたパーフェクションスーパーリアルマネキン2体。モデルは七彩の山田三都男相談役(向かって右)と稲葉行平専務(左)。顔や手を型取りして彩色し、見た目を忠実に再現している
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 商用マネキンで頭からつま先まで生体のまま型取りできる技法を、七彩が世界に先駆けて確立したのは1970年代。生きた人間と見間違う人が続出、というエピソードも生まれた。岡本太郎記念館に飾られている美術家・岡本太郎氏のそっくりマネキンはその代表例だ。型取り時間の短縮など製法に改良が加えられ、2016年、個人をマネキンとして制作する「パーフェクションスーパーリアルマネキン」が誕生した。

 七彩では、そのサンプルづくりに取締役が自ら型取りの“生体”となって参加する。「うちはみんな体張って商売してますから」(商品本部長・一ノ瀬秀也氏)。下の写真は右2体がマネキンだ。

写真右からマネキンの山田相談役と稲葉専務。左端は実物の稲葉専務(画像提供:七彩)
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