ケーブルの取り回しに手間取る

 スイフトを購入する際、別途組み立て作業費が3000円〜1万8000円(筆者調べ)が必要となる。製品のみを購入して、自分で組み立てることはできない。

 今回貸し出し機を設置するにあたって、もちろん作業に立ち会ったが、自分で組み立てるのはかなりしんどい……というのが率直な感想だ。実売約15万円前後と高額な商品で、また重量もそれなりにあるので不用意に組み立てれば床や家具に傷をつける恐れもある。もし自分で組み立てできるとしても、筆者であれば作業費を支払い、プロの手にまかせることを選ぶだろう。

組み立て作業を撮影させてもらった。ふたつの足をつなぐH型の金属フレームを固定する際は、ふたりがかりで作業していた。もしこれをひとりで組み立てるのであれば、相当慎重に作業しなければならない
組み立て作業を撮影させてもらった。ふたつの足をつなぐH型の金属フレームを固定する際は、ふたりがかりで作業していた。もしこれをひとりで組み立てるのであれば、相当慎重に作業しなければならない
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 設置は作業員さん任せだったのでラクだったが、PC関連ハードウェアをのせて、スムーズに上下昇降できるようにケーブルをうまくまとめるのに予想していたより手間取ってしまった。

 ノートPCを使うのであればほとんど配線の必要はないが、筆者は仕事場でデスクトップPCをメーンPCとして利用しており、また2台のディスプレーを接続し、さらにVR機器「Oculus Rift」のセンサーを卓上に置いている。そうすると机の裏側はケーブルだらけとなるので、見栄えが悪い上に、上下昇降を繰り返しているとケーブルが絡まり、端子から抜けてしまう可能性もある。

 そこでケーブルをいくつかのグループに分けて、マジックバンドテープで数カ所結束することにした。立ち上げ配線ダクトなどですべてのケーブルをひとつにまとめることも検討したが、デスクトップPCのメンテナンス性が悪くなるので断念した。またデスクトップPCと電源タップからそれぞれケーブルが伸びているので、そもそも立ち上げ配線ダクトでひとつにまとめるのは筆者の環境では無理というのも理由だ。

デスクトップPCと電源タップから15本のケーブルが卓上に伸びている。マジックバンドテープで結束しても、まだ見た目がいいとは言えない。デスクトップPCを卓上に置くことも検討したが、地震で落ちたときの被害が甚大となるので、無難に床の上に置いている
デスクトップPCと電源タップから15本のケーブルが卓上に伸びている。マジックバンドテープで結束しても、まだ見た目がいいとは言えない。デスクトップPCを卓上に置くことも検討したが、地震で落ちたときの被害が甚大となるので、無難に床の上に置いている
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約14秒で上下する

スイフトを設置し、PC関連ハードウェアのセットアップが完了した状態を撮影した。天板の高さは116センチ(メーター値)。まだ129センチ(メーター値)まで上げられるので、身長185センチの私より背の高い人でも利用可能だ
スイフトを設置し、PC関連ハードウェアのセットアップが完了した状態を撮影した。天板の高さは116センチ(メーター値)。まだ129センチ(メーター値)まで上げられるので、身長185センチの私より背の高い人でも利用可能だ
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 さて、ここでスイフトの基本的な使い方を説明しておこう。今回試用したスイフトはインジケーター付きのモデル。コントロールパネルには、左から上下ボタン、3つのメモリーボタン、メモリーセットボタン、高さを表示するインジケーターが配置されている。ちなみにインジケーターなしのコントロールパネルには上下ボタンしか用意されていない。

インジケーター付きのコントロールパネル。今回は右側に設置したが、左側に設置することも可能だ
インジケーター付きのコントロールパネル。今回は右側に設置したが、左側に設置することも可能だ
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 インジケーター付きのコントロールパネルでは3段階の高さを記憶できる。上下ボタンで高さを調節したのち、メモリーセットボタンを押してからメモリーボタンを押せば、そのメモリーボタンに高さが記憶される。それ以降は、設定済みのメモリーボタンを押し続ければ、記憶されている高さに自動的に昇降する。

 メモリーボタンをワンプッシュではなく、押し続けなければ設定位置まで昇降しないのは、いうまでもなく安全のためだ。スイフトは上昇、下降いずれの場合でも過負荷がかかった場合には安全装置が働き、自動で約3センチ戻るように設計されている。それでも幼児が操作すれば、思わぬ事故になる可能性はあるだろう。利便性ではなく、安全性を優先するのは当然の措置だ。裏コマンドでワンプッシュ操作を有効にできればいいなとは思うが、それはわがままというものだろう。

 昇降のスピードは上下ともに同じ。たとえば129センチから76センチまで53センチ移動させた場合で約14秒。そして、さらに76センチから69センチに移動する際には安全のためスピードが遅くなり、約9秒の時間を要する。ただし69センチから上昇させる際には、通常どおりのスピードに戻る。

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