「乱れた眠り」にショック

 ベッドタイム機能を使い始めて数日。可視化された自分の毎日の睡眠を見て、その乱れっぷりにショックを受けた。設定した就寝時間と起床時間の間に睡眠を示すバーが、まったく入らないのだ。

 仕事が重なって、ろくに睡眠を取れない日が続いたり、少しの合間に仮眠したりといった時期だったせいもある。しかし、客観的にデータを見せられると「これではいけない」と感じ、就寝時刻と起床時刻を意識するように気持ちを切り替えた。

 ベッドタイム機能を使って1カ月近く経過すると、睡眠を示すバーがようやく良い位置に集まり始めた。

「1日の残り時間に眠る」という考えを改めて1カ月近く。就寝時刻と起床時刻の間に、まったく収まっていなかった睡眠時間が、ようやく入るようになってきた
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iPhoneの標準機能では、睡眠のトラッキングはサポートされていない。ヘルスケアの睡眠分析画面を開くと、睡眠をトラッキングできるアプリが紹介されている
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生活リズムが不規則な人に

 良い眠りを得るための機能として、iPhone 5s以降のiPhoneでは「Night Shift」モードが利用できる(iOS 9.3からの機能)。オンにすると画面の色が落ち着いた暖色系の色になり、睡眠のリズムに悪影響を与えるブルーライトを低減させる。

 それに比べると、ベッドタイム機能は一見地味な機能のように思えた。しかし、睡眠に対する意識を改革し、生活スタイルを見直すきっかけとなった。

 ベッドタイム機能の通知やアラームは、それだけでも便利な機能だ。ただし就寝時刻と起床時刻はひと組しか設定できず、曜日ごとのオン/オフしかない。勤務時間が不規則だったり、不定期に夜勤があったりすると使いにくいかもしれない。

 そういう場合は、通知とアラームをオフにしておき、睡眠分析機能のみを使ってもよいと思う。一度、自分の睡眠を可視化して客観的に見れば、得ることは多いのではないだろうか。

 ベッドタイム機能はすべてのiPhoneユーザーにおすすめ。なかでも睡眠分析機能は、生活のリズムが不規則になりがちな人におすすめしたい。

(文/伊藤 朝輝 編集/日経トレンディネット