カー用品店で人気の高いアイテムの1つがドラレコ(ドライブレコーダー)だ。万が一の事故の際、その瞬間の前後を映像で記録して事実関係を明確にできるということで、愛車に取り付けるドライバーが増えている。最近では、保険会社でもドライブレコーダーの装着を推奨する傾向があり、専用ドラレコの提供とセットになった保険商品の提供や保険料の割引といった特典を用意するところもある。ドライブの思い出を記録するためのツールとして導入する人や、YouTubeへの投稿を目的に導入する人もいるようだ。
そんなドラレコだが、価格はピンキリ。メーカー品は1万円や2万円するのが一般的だが、Amazonなどのネット通販を見れば5000円以下で買えるものがゴロゴロしており、なかには千円台の格安品もある。そこで今回は、その中でも3000円以下で買える格安品を取り上げ、果たして実際に使いものになるのかをテストしてみた。
1780円の格安品でもフルHD撮影、固定はすべて吸盤式マウント
今回はAmazonでなるべく安い製品を探し、3種類の製品を実際に購入して使ってみた。購入時の価格は1780円、2980円、2980円(いずれも価格は税込み)で、Amazonではほぼこの価格帯が最低価格といえる。直近の調査では、送料別ながら999円の格安品も売られるようになった。
この安さながら、いずれも動画サイズはフルHDに対応する。少し前までは、格安品はVGA画質(640×480ドット)、メーカー品でもHD画質(1280×720ドット)にとどまる製品が多かったので、画質面は基本的に満足できそうだ。サイズはバラバラながら背面液晶も付いており、さらには追突などの衝撃を感知するGセンサーや駐車時の監視機能を搭載。格安品とはいえ、基本スペックは意外に充実している。
パッケージを見ても型番とおぼしき表記がなく、「Advanced Portable Car Camcorder」「ドライブレコーダー」など一般名詞的な名称が入っている製品もあった。見た目が同じ製品を、異なるメーカーや製品名で販売しているケースも少なくない。格安品は基本的にノーブランド品と考えたほうがよいだろう。
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