AlexaコントローラーにもなるLED照明
ドイツ・ベルリンに拠点を置くスタートアップのSENICは、米Amazonが提供する音声アシスタントサービス「Amazon Alexa」を搭載するスマートLEDライト「COVI」を出展していた。
2017年のIFAではたくさんのメーカーからAmazon Alexaを搭載するスマートスピーカーが発表されたが、COVIはオーディオ再生機能を持たないAlexa対応のスマートデバイスだ。
Alexaと連携する単体のスマートLEDライトもたくさん商品化されているが、COVIはライトそのものにAlexaを一体化してしまったところが面白い。オーディオの再生はできないが、ボイスコマンドに応えるための小さなスピーカーは搭載されている。
COVIに話しかけて、本体の照明の明るさを調節したり、ネットワークにつながっているスマート家電を操作したりすることも可能だ。Alexaを搭載する音楽用スピーカー以外のスマートコントローラーが欲しいという人にお薦めだ。
こちらは2018年からホームページで先行予約を開始する。価格は未定。現在、取り扱い代理店を募集中だ。
低音を振動で体感できるリストバンド
LOFELTもドイツ・ベルリンの若いスタートアップだ。同社が革新しようとしているのはポータブルオーディオ再生の体験だ。通勤電車の中など、アウトドアで音楽を聴くときには遮音性の高いヘッドホンを使っていても周囲の環境音に邪魔されてしまい、特に低音のリスニング感が落ちてしまうことがある。
そこに目を付けた同社はヘッドホンやイヤホンで聴いている音楽の低音を、腕時計のように手首に身に着ける“振動するウエアラブル”「Basslet」で補うという奇想天外な発想をかたちにした。
使用方法はとても簡単で、Bassletの本体と、低域の振動情報だけを送るBluetoothトランスミッターを接続。プレーヤーになるスマホと、ヘッドホンの間にトランスミッターを介するかたちでアナログイヤホンケーブルにつないで音楽を再生する。すると、低音成分だけがトランスミッターからBassletに伝わるという仕組みだ。騒音に囲まれるアウトドアでもディープな低音の響きを体で感じることができるという。
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